卒業生のお店vol.2で、ご紹介するのは、陶芸家の小山肇さんです。
小山さんは、三木市の工業団地に狐逢軒(こおうけん)*という工房を構え、薪で燃やす窯で、備前焼の作品を手がけられています。今回はその工房を訪ね、お話を伺ってきました。
まず驚いたのは、工房兼ギャラリーであるログハウス風の建物も、横に併設する窯も、全て小山さんの手作りということでした。芸術家と言われる方はその位のこだわりが必要でしょうか・・・
さて、窯に作品を入れると、ほぼ七日間燃やし続けなければならず、相当な体力と気力が必要となるため、昨今ではガスを利用し制作される方も増えているようですが、小山さんは薪による窯にこだわられています。薪を入れるタイミングや量により、微妙に焼き具合が異なり、色や風合いに趣がでるようです。窯での火入れは、年に2回程度のようですが、陶芸教室などは随時行っておられます。(取材班も湯呑を作らせていただき、無事漏れる!?ことなく飲む事ができました)
陶芸を始めたきっかけを尋ねたところ、以前から陶芸に興味があり、備前焼の工房に見学に行かれたのが始まりだそうです。まさにその時、工房では火入れの最中で、二週間にわたり薪をくべるところでしたが、予定されていたバイトが来なく、仕事の合間に見学に来た小山さんに、主が強引に火入れを手伝わせたそうです。それがきっかけとなり陶芸家の道へ進まれることになりました。
三木の工房のほか、加古川にもギャラリーを開設され、展示・販売をされています。陶芸に興味のあるみなさんは、ギャラリーを訪ねるも良し、工房で御自身の一品を制作されるのも良し、芸術の秋に向け取り組んではいかがでしょうか。
狐逢軒(こおうけん)・・・「一人でやり遂げる」という意味があるそうです。
母校へ 今後、どうゆう形かどんなふうにかわからないけれど、役に立てることがないかと、模索中です。
孤逢軒(こおうけん) 三木市別所町花尻368 ギャラリー風知 加古川市野口町北野906-13 TEL 0794-25-6262 |
〒674-0053
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