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卒業生訪問OB & OG

卒業生訪問

Vol.16 石川 兼三さん(22回生)

 ご紹介する卒業生は、明石 川司法書士事務所の石川兼三 さん(22回生)です。

 みなさん、そもそも「司法書士」っ ていう仕事の中身をご存じで すか?

 スラッと高身長、爽やかな笑顔が素敵な石川さんによると、司法書士と言っても、その専門分野も様々。相続登記などの「不動産登記」、会社設立などの「商業登記」、成年後見制度や任意後見制度などの「後見業務」、任意整理や破産などの「債務整理業務」などがあるそうです。

 その中で、石川さんが特に専門としているのが、相続問題、後見業務、債務整理業務。例えば、「身内が亡くなったけれど、遺産相続をどうするか?放棄すべきか?」「自身の判断力がなくなる前に、被後見人を決めておきたい。」「年金だけでは生活ができず、破産してしまった。」などといった、実に多様な相談が舞い込んできます。日本の人口はどんどんと高齢者の割合が増え、核家族化も進んでいくという時代背景により、相続問題などはより根深いものとなっているそうです。

 そして、石川さんは相談業務だけではなく、講座やセミナーの講師を務めることも。「成年後見制度は特に、ご本人様の意思で考えていただきたい。その方がご本人様もご家族様も救われる。」と、制度を広く認知してもらうことの重要性もお話されていました。その話しぶりから「親身に寄り添ってくださる方」という印象を受けました。やはり、相談者が誰にも言いたくないような内容を取り扱うということは、それだけの信頼関係を築く必要があります。丁寧に、目の前の方の立場に立って物事を考え、その方にとってのベストな選択を用意する。大変なことではありますが、そこにもやりがいを感じるそうです。

 真面目な一面もありながら、私たちの石川さんへの印象は「フランクなお兄さん」でした。プライベートでは3人の娘さんのパパ。「華やかでいいじゃないかって言われるんですけど、女同士よく喋っていて賑やかですよ。」と明るいご家庭の様子です。

 小学生からサッカー少年で、「のらりくらりとやっていましたよ。」と笑顔。卒業アルバムでも活躍している様子を伺えます。(やはり当時から高身長のイケメン!筆者談)

 ところで、22回生の石川さんは、修学旅行の途中に阪神淡路大震災が発生しました。発生当時は長野県にいたのですが、新幹線は使えず、バスで日本海側の道を通って帰ってきたそうです。そして、震災が起こった翌年に大学受験。石川さんは被災したものの、勉強には集中することが出来たと当時を振り返りました。

 初めての勤務先は大手の司法書士事務所。勤めてからは、なんと約3年ごとの転勤でした。大阪府から始まり、千葉県、大阪府。そして、宮城県での事務所立ち上げに貢献し、埼玉県へと転勤する直前に東日本大震災が発生。今度は、守らなければならない家族がいました。当時お子さんは2歳、奥様は妊娠中。石川さんは1人宮城県に残り、家族を実家の明石に帰しました。その後しばらくしてから、家族のことを優先するために、明石にて個人事務所を開業する決断をしたそうです。

 石川さんは依頼者の所へと出向くことが多く非常に多忙な現状。明石川司法書士事務所のHPには「代表である私が直接見極めを行い、そのうえで手続きをさせて頂いております。」とあります。まさに、石川さんご自身の責任感からくるものだと感じました。 

 そのため、「より多くの方を救うためにはアクセスしやすい場所に事務所を置き、人員も増やしていく必要がある。」とお話してくださいました。これからのご活躍に注目です!

 悩みや気になることがあれば、まず相談。「早い段階の方がいい」というのは頭で分かっていても、行動するとなると足が重くなる。それは、どこにどう相談すればいいのか分からないからではないでしょうか?

 石川さんも「些細なことでも、お気軽に相談してみてください。」と教えてくださいました。やはり後々になるにつれて、事態は深刻になってくるそうです。

 「朔風会の会報で見ました!」と石川さんにご連絡してみてください。親身になって、解決の糸口を探してくれますよ!


明石川司法書士事務所

明石市東野町2027番地の7
TEL078-995-8158

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