今回ご紹介する卒業生は、明石の中心部、国道二号線を挟んで明石郵便局の北側に位置するレストラン「シェワダ」のオーナー8回生の和田武志さんです。
和田さんが料理人になろうと思われたのは、小学校の時だそうです。ご両親が共働きをされていたこともあり、家では出来立てを召し上がる事が少なかったそうですが、お父様に洋食屋さんへ連れて行ってもらい、「揚げたて、炊き立て、焼き立ての料理」を召し上がり、「美味しいなぁ」という感動が忘れられず、小学校の作文にも「大きくなったら料理人になる」と書いたのを今でもはっきり覚えておられるそうです。
早く料理人になろうという気持ちもある中、高校ぐらいはしっかり卒業してほしいというご両親の意見もあり、高校進学を決意。自宅から近い明石高校を希望されていましたが、当時は総合選抜制で、明石北高に入学することになりました。と苦笑い。中学時代から続けてきた剣道部に入部。勉強では英語が得意だったそうですが、5ミリ(英語の小テストなどで成績が悪いと、5ミリ間隔で線を引いた用紙にびっしり英単語などを記載する年配の卒業生なら誰でも経験した罰則)も懐かしい思い出とか。スキーの修学旅行も楽しい思い出であり、北高は廻された!?学校でしたが、一生涯の友人もでき、楽しい学生生活だったようです。
高校卒業後、いくつかのお店で修行を重ね、子供時代の洋食への憧れもあり、フランス料理店を23年前にオープン。地元明石の特性を活かし、その日の仕入れに応じた新鮮な魚を使ったコース料理を提供されています。長年営業されていると、開店当初から通っていただくお客様が「美味しかったので、子供や孫たちに美味しい料理を食べさせたい」とご家族をお連れになることも多く、それが料理人として一番うれしいことだとか。フランス料理というと敷居が高そうに思われがちですが、普段着で利用いただけるようなお店を和田さんは目指されています。
最後に、後輩のみなさんに「勉強も大切だけど、何か自分の楽しいことがらを見つけながら、有意義な高校生活を送ってください」と、メッセージをいただきました。
みなさんも記念日などに、気軽にフレンチが楽しめる和田さんのお店を訪れませんか。
レストラン シェワダ明石市大明石町2-3-25078-911-5539 |
〒674-0053
明石市大久保町松陰364-1
明石北高等学校内同窓会事務局
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