毎月第4土曜日。県営明石松が丘住宅1号棟の集会所は、元気な子供たちの歓声に包まれる。
「おがわっち、来たよ!」
「もうすぐ開けるから、待っといてね!!」
子ども達とのやりとりの主は「松が丘子ども食堂」を立ち上げた「おがわっち」こと小川純子さん(1回生)です。この日のメニューは、ソーセージ&魚肉ウインナー入りのタコ焼に、サラダとみかんゼリー付き。IFCA国際食学会の食育・糖質オフアドバイザー等複数の資格を持つ小川さんのレシピです。
「新設校にワクワク感を持ったから。それと女子制服の斬新さ。他校は、紺色の上下制服でしたが、北校はワンピース、魅かれましたね。」
「理由は単純!子供が好き」
「私自身も童心に戻って遊び、帰宅後はバタンキュー。」です。「子どもが口にするものですから納得する食材の買い出しに、2時間かかったこともありますよ。」
「子ども達は食事代無料です。50人ぐらい登録があり、いつも20人ぐらいきます。
最近、子供たちの顔と名前をすぐに忘れちゃうことが多くて、やっぱり年かな?」
「あかし子ども財団」が運営する子ども食堂40か所は、地域のボランティアが支えている。
子ども食堂は、適切な「食事の提供」もあるが、明石市の主眼は、子供たちと地域がつながること。松が丘の中心スタッフは、小川さんを含め4人だが、毎回10人を超える地域の方がお手伝いに来て、つながりの輪を広げている。
「中心スタッフ4人だけでは、とてもとても。地域の方に感謝しかありません。子どもと大人だけでなく、大人同士の輪も広がっています。」と小川さんは目を輝かす。
食後の時間には「紙芝居や折り紙」等のボランティアも。我こそはと思う北高同窓生は子ども食堂の門をたたきましょう。
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